2017年05月28日

中華製(cocopar)ポータブル液晶モニタレビュー

【2017.8.10追記】
下記のBのモニタの現行機がIPSではなくてTNに変わっています。
ご注意ください!


11インチ〜13インチクラスのポータブル液晶モニタは長らくGeChicからしか販売されておらず、値段もお高いのでコスト的に困っていたのですが、最近になって中国メーカ産のものが売られ始めたので、3種類ほど買ってみました。

cocoparという中国メーカー製品です。

@【13.3インチ IPS 実解像度1920x1080】
http://amzn.to/2qZgYn0

A【11.6インチ IPS 実解像度1920x1080】
http://amzn.to/2qtRkmE

B【11.6インチ IPS 実解像度1366x768 1080pはダウンスケーリング表示】
http://amzn.to/2rJoLq0

まず、@の13.3インチの1080p対応機ですが、これが最も酷いものでした。

電源を入れて2分位した状態で、電源を入れ直しても映像が出ません。
HDMIケーブルを抜き差ししても映像が出ません。

とにかく、電源を入れて2分くらい経過した状態で再スキャンが発生する様な事をすると映像が表示されなくなります。

電源を落として3分くらい放置してから、電源を入れ直すと正常に表示される様になりますが、2分位使っているとまた症状が発生する状態になります。

更に、周囲の色むらが激しすぎてマトモに見れる映像品質ではありませんでした。

mura.png

もしこれが仕様なのであれば、もっと酷いレビューが投稿されている様な気がするので、多分これは初期不良だったのだと思います。

次にAの11.6インチの1080p対応機です。

これは、1080iが正常に表示されませんでした。

ai.png

ビデオカメラからのプレビュー用途として使用する場合、大抵は1080iで送られてくるので、そういった用途には使えません。
また、別の映像業者から1080映像が送られてくる時も、1080iである事が多いので、そういった場合にも使えません。

480i,pが使えないとかならまだしも、比較的使用頻度の高い1080i信号が正常に表示されないという事で、業務用途で使うには問題があります。

また、付属スタンドの構造がチャチ(おそらくカーナビに設置する事を前提に設計されている)なので、そこも困った所です。
まぁスタンドは別途違うやつを買えば何とかなりますが。

それと、本体がかなり熱を持ちます。

測ってみると本体背面は47度位で、接続端子部は60度位ありました。
接続端子部はずっと触ってるとやけどしそうな熱さです。

室内で使うには問題は無いと思いますが、夏の屋外で使ったら日陰であっても壊れると思います。

また、屋内であっても照明器具の近くなど、熱に晒される様な現場での使用は危ない気がします。

という訳で、コレも業務用途では使えません。
特に1080iが表示できないというのは致命的です。
素直にGeChicの1303Hを使いましょう。

【Gechic モバイルモニター On-Lap 1303H/J】
http://amzn.to/2qZlEJi

最後にBの11.6インチの1366x768機です。

これは、実解像度は1366x768なので、1080i,p信号を入れると、1366x768にダウンスケーリング表示されます。

ビデオカメラなどの1080i映像信号でも勿論問題ありません。

ダウンスケーリング表示もちゃんとフルサイズになります。

本体の熱
も殆ど上がりません。

問題点を挙げるとしたら、操作ボタンが本体背面上部に並んでいる所ですね。

本体を持ち上げようとすると、うっかり押してしまう事になりそうですが、普通は設置してしまえばそんなに動かす事も無いと思うので、これはまぁ我慢出来る範囲ではないかと。

という訳で、結論としてはBのやつがベストという事になりました。

検索すると、私が買ったシルバーのやつ以外にも、メタリックブルーとゴールドのモデルがあるみたいですね。
好みに合わせて選べるのも良いですね。

まぁ私が買ったシルバーのやつも業務用っぽい感じがして好きですが。
出来れば黒が欲しい所ではあります。

【cocopar 11.6インチ 16:9 シルバー】
http://amzn.to/2rJoLq0

【cocopar 11.6インチ 16:9 メタリックブルー】
http://amzn.to/2qZomih

【Elecrow 11.6インチデ 16:9 ゴールド】
http://amzn.to/2qu0bFc

因みに今回使用した3機種ですが、発色自体は素晴らしく(@は色むらが無い箇所なら)、何も問題ありませんでした。

発色で言うなら、GeChicの1303Hよりも上だと思えます。

という訳で、未だ1080i,pでちゃんと使えるポータモニタはGeChic製しかマトモなのがありませんが、ダウンスケーリングを許せる用途なのであれば、cocoparのBのやつがなかなか良いのではないかと思います。
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2017年05月27日

GV-HDRECで256GBのSDXCカードが使えるか?

【HDMIキャプチャー フルHD GV-HDREC】
http://amzn.to/2oiT3uG

「フルHDレコーダー GV-HDRECレビュー」
http://dtmz.seesaa.net/article/448403506.html

アイ・オー・データのキャプチャユニット「GV-HDREC」は以前にレビューした通り、なかなか素晴らしいデバイスなのですが、マニュアルには、

※128GBを超える容量のSDカードは、認識しますが動作保証外となります。
http://www.iodata.jp/lib/manual/gv-hdrec/index.html

と書かれていて、128GBを超える容量のSDカードは、使えるかもしれないけど、サポート対象外ですよ。
という事が書かれています。

わざわざ認識する事を書いてあるという事は試したという事なのでしょうけども、その上で動作保証外と記載されているという事は、何らかの不具合が発生する事を示唆している様な気がしなくも無いです。

という訳で、実際に試してみました。

チェックに使用したのは以下の2枚のSDXCカードです。

【Transcend 256GB UHS-I 読込95MB/s,書込60MB/s】
http://amzn.to/2rJbnCg

【SanDisk Ultra 200GB 読込90MB/s,書込13MB/s[実測]】
(microSDXCなので付属のアダプターを使用)
http://amzn.to/2qtQ4Af

結論から言うと、どちらのカードも問題無く最大容量までキャプチャーする事が出来ました。

サンディスクの方は書き込みが割と遅めなのですが、最高画質(1080p 3.6MB/s)でも何も問題ありません。

例えば、720pで200GBのSDXCカードだと、35時間収録出来ます。

私の場合、1日10時間で3日間あるイベントの収録を、SDXCカード入れ替え無しで720pで収録したいというオーダーがあったので、200GBのサンディスクのやつで丁度良いあんばいです。

安いですし。書き込みは遅いですがキャプチャデバイス的には問題無い早さですし、読み込みはそんなに遅くないので、PCにコピーする時も早く、なかなか良いスペックのSDXCカードだと思います。

という訳で私的には問題は無いという結論ですが、メーカー的には動作保証外としているので、その辺のリスクを理解した上で使うのであれば良いと思います。

とりあえず、128GBを超えるSDXCカードを使っている時は、再生確認したり編集したりはしないで、すぐにPCにコピーした方が無難な気はします。
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2017年05月13日

GV-HDRECのHDMIにライン音声を収録する方法

以前、GV-HDRECをレビューして、なかなかよいデバイスであるという評価をしまして。

「フルHDレコーダー GV-HDRECレビュー」
http://dtmz.seesaa.net/article/448403506.html

GV-HDRECはコンポジット入力から収録する時は、AV IN端子を使ってライン音声も収録出来るのですが、HDMI入力で収録する時は、AV IN端子からのライン音声入力の音は有効になりません。

但し、ヘッドセットヘッドフォンマイク用の入力ジャックが装備されているので、それを使えばマイク入力の音をHDMI収録に入れ込む事が出来ます。

まずは特に何も難しく考えずに、過大入力にならない様に音量を下げめにして、ライン音声をステレオミニジャックで差し込んでみましたが音は収録されませんでした。
念のため、一般的な音量にして、抵抗入りのケーブルで接続してもみましたが同じく音は収録されませんでした。

ところで、ヘッドセットヘッドフォンマイクは4極プラグ仕様になっていて、4極プラグ仕様にはOMTPとCTIAの2種類の規格があって、GV-HDRECはCTIA規格になっています。

普通のステレオ音声のミニジャックとはアサインが結構違うので、正しい信号アサインになる様に、マイクとヘッドフォンに分けるケーブルを買ってライン音を入力して試してみました。

【ヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル KM-A25-005】
http://amzn.to/2pIoZJP

が、それでも音は収録されません。

因みにプラグインパワーのマイクをこの分岐ケーブルを介して接続すると、マイク音は問題無く収録されます。
(プラグインパワーのマイクをGV-HDRECに直接接続しても、音は収録されません

もしかしたらと思い、プラグインパワーのマイクをセルフパワー(電池バッテリー方式)にして接続してみた所、音は収録されませんでした。

使用したマイクはオーディオテクニカのAT9921です。

【モノラルマイクロホン AT9921】
http://amzn.to/2qfEbPW

つまり、GV-HDRECのヘッドセットヘッドフォンマイク用の入力ジャックでは、プラグインパワーマイクを接続してマイク側に電力が供給されない限り、入力された音はミュートされてしまうのです。

これはちょっと頂けない仕様です。

プラグインパワーマイクであっても、今回使ったマイクの様に別途電池によってセルフパワーにして接続するケースは結構ある訳ですから、それで音がミュートされたままになってしまうというのは困ります。

おそらく、何も接続されていないオープン状態になっている時に、ノイズが発生してしまう可能性を恐れてこの様な仕様になっているのだと思いますが、マイク入力レベル設定が出来るのですから、ノイズが入ってしまう場合はそのレベルをゼロにすれば良い訳です。

つまり、プラグインパワーが供給されているという状態を擬似的に作り出せる回路を別途自作すれば良いのですが、ちょっとそこまではしたくありません。

結局、普通の方法ではヘッドセットヘッドフォンマイク端子からはライン音を入れ込む事は出来ないという事を悟ったので、別のアプローチで考えてみる事にしました。

それは、HDMIにエンベデットする方法です。

この場合、元々HDMIに入っている音と排他的な事になってしまいますので、別途外部ミキサー等で音をミックスする環境も必要になりますが、こういった事をやろうと思う人はミキサー位は持っていると思いますので、そこは大きな問題では無いでしょう。

HDMIに音を入れ込むには、エンベデット出来るデバイスを挟めばOKです。

【HDMIオーディオ結合器 CLUX-11CA】
http://amzn.to/2qfXg4l

実際にこのデバイスを使ってやってみたところ、問題無くHDMIにライン音を入れ込む事が出来ました。

が、正直、この為だけに1.2万円位するこの結合器を買うのは避けたいです。

私もこれを実験用や現場での保険用に1個持ってはいますが、HDMI関係で間にデバイスを挟むと現場で相性問題や伝送エラーが発生しやすくなったり、信号伝送の遅延が発生したりするので、あまり挟みたくはありません。

大体、GV-HDRECが1.4万円位で買えるのに、ライン音を入れ込みたいだけで1.2万円も追加投資するのは、普通の人ならナンセンスだと思うでしょう。

アイ・オー・データ機器さんには、プラグインパワー電力を供給していなくてもマイク音が有効になる様にするか、コンポジット収録時に使用するAV IN端子からの音声をHDMI収録時にも入れる機能を付けて欲しいです。
posted by dtmz at 21:21| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする