2018年01月18日

cocopar 10.1インチ ポータブル液晶モニタレビュー

以前にもcocoparのポータモニタ何種類か買ってレビューしましたが、その時ベストチョイスにしたモデルが当初IPSだったのに途中からTNに仕様が変わってしまい、残念!!という事になりまして。

【中華製(cocopar)ポータブル液晶モニタレビュー】
http://dtmz.seesaa.net/article/450290147.html

その後、サイズは少し小さくなるものの、cocoparからIPSの10.1インチモニタが出ていたので買ってみました。

【cocopar10.1インチ液晶モニタ(1366*768)】
http://amzn.to/2DqFPXN

crt.png

まず最初に、1920x1080のモデルも売ってるのに何故わざわざ1366x768のモデルを買うのか?という事について書いておきたいと思います。

液晶モニタには中期的な残像が発生するという特性がありまして。
これは、同じ映像をずっと表示させたままにしているとイオン性不純物が堆積してしまうという現象です。

【参考:EIZO 残像発生原理】
http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/knowledge/zanzo/

もちろん殆どの場合は問題無いのですが、この現象はインターレース信号の時に顕著に発生しやすくなるのです。

例えばインターレース信号のPC映像を表示させておくと、大抵の液晶モニタは30分位でこの様な残像が発生します。

yaki.png

PC映像を液晶モニタに直結接続する場合にはインターレース信号である事はあまりありませんが、スイッチャーを介して接続される信号がインターレースである現場は結構多いのです。

また、業務用ビデオカメラの出力信号インターレース信号である事の方がまだまだ多くPC画面ほどソリッドな映像ではない為、さほど顕著ではありませんが、明暗差が大きく輪郭の強い被写体を撮影している時などは、やはり残像現象が発生しやすくなります。

一旦残像現象が発生してしまうと、2〜3日は電源をオフにして放置していないと治らない為、残像現象が発生した時点でアウトという事になります。業務使用であれば尚更の事です。

この問題となる残像現象は、インターレース信号の時に非常に発生しやすいのですが、プログレッシブ信号の時には通常は殆ど発生しません。

結局、何が言いたいのかというと、1920x1080表示に対応した液晶モニタに1080i(インターレース)信号を入力すると、ちゃんとインターレースで表示されるので残像現象が発生してしまいますが、同じ信号を1366x768対応の液晶モニタに入力すると、内部で1366x768にダウンスケーリングされて、更にインターレースがプログレッシブに変換されてから表示されるのです。

これにより、解像度は下がりますが残像現象はまず発生しなくなります。

PC映像だと解像度が下がると少しぼやけてしまうので小さい文字等は厳しいですが、ビデオカメラの映像の場合は液晶モニタのサイズが小さい事もあり、1080iも720pも殆ど見た目の違いは分かりません。

また、PC映像であっても一般的なパワーポイント資料やゲーム映像等であれば、そんなに小さい文字が使われている事は少ないので、イベント現場でのプレビュー用モニタ用途等で困る様な画質になる事は殆どありません。

もちろん、配信PCのデスクトップ表示デバイスとして使うのであれば、1920x1080表示対応の方が良いですが、スイッチャーやビデオカメラの映像を表示させるのであれば、1366x768表示対応の液晶モニタの方が有用なのです。

前置きが長くなりましたが、今回購入したcocopar 10.1インチ液晶モニタは、1080i,p入力信号のダウンスケーリング&プログレッシブ化に対応していますので、この残像現象に悩まされる事はありません。

IPS液晶で視野角も広くバッチリで発色も悪くありません・・・と言いたい所なのですが、残念ながら発色についてはちょっと問題がありました。

今回、1台買って良いものだったので、後から3台追加購入したのですが、後から買った3台のうち、2台の発色があまり良くありませんでした。
具体的には安価な液晶によくあるやや黄色っぽい感じの発色になっていました。
おそらく、ちょうど出荷ロットが変わるタイミングの在庫を購入したのだと思います。

4台買って4台とも黄色っぽい感じなのであれば、まだ納得もいったのですが、2台だけだったので黄色っぽい方は返品させてもらいました。

黄色っぽいと言っても、GeChicの1303H程度のものなので、気にならない人の方が多い気はしますが、私の様に複数台を並べて同時使用する様な用途だと、色味が違うのはちょっと困ってしまうので、そういう方にはあまりお勧めは出来ません。
もちろん、黄色っぽくない個体をゲット出来る可能性もあるとは思いますが。
黄色っぽい表示だと気になる可能性があると思う人は返品可能なショップで買いましょう。

ところで、このモニタですが、USB端子が実装されていてメディアプレイヤーとして使う事が出来る様になっています。
この機能についても軽く記載しておきます。

mmenu.png

・画像(jpegやpng)
必ず一定時間で画像が切り替わるスライドショーモードになります。
画像の切り替わり時間は5秒固定で変更は出来ません。
ワイプパターンはいくつかあり、ランダムで選択されます。これも設定の変更は出来ません。
ワイプパターンはスクロールやブロックアニメーションする様なものもあるので、1枚絵だけを変わらない様にずっと表示させる事は出来ません。
(1枚絵だけを変わらない様にしたい場合は、そういう動画を作成するという方法が良いと思います)
透過pngの背景色は白になります。
1366x768に満たない画像は必ず縦横大きい側に最大化されて表示されます。(アスペクト比固定で最大化
スライドショーのポーズは可能ですが、ポーズ中は必ずポーズアイコンが表示されます。(消せません)

・音楽(mp3やwav)
リピートモードが設定可能です。(No/One/All)

・動画(mp4)
音が先頭0.5秒位鳴りません。
(最初の再生し始め動画だけでなく、連続再生をしている時でも各動画の先頭0.5秒が鳴りません)
リピートモードが設定可能です。(No/One/All)

mmenu2.png

・テキスト(txt)が表示可能。
半角英数文字のみであれば問題ありません。
全角日本語は、UTF16のみ何とか表示可能ですが、表示出来ない文字や一部文字化けが発生するので、日本語表示は出来ないと思っていた方が良いと思います。改行も正常に行われません。

その他に気になりそうな仕様についても記載しておきます。

・メディアプレイヤーの操作は付属のリモコンを使わないと設定出来ない箇所や使えない機能があります。
・メディアプレイヤーとして使う場合のUSBメモリのフォーマットはFAT32かNTFSに対応(exFATは使えない)で、NTFSの場合は4GBを越える動画ファイルの再生も可能です。また、USB3.0には対応していません(USB2.0として動作します)
ACアダプタを接続すると(前回フロントパネルの電源スイッチ操作でオフにしてあったとしても)必ず電源はOnになります。
・映像入力が無い場合は必ず「NO SIGNAL」がOSD表示されます。(消せません)
メニュー設定時のOSDは表示時間を設定する事が出来ますが、ゼロにする事は出来ません。
モード切り替え時等のOSDは表示時間を設定する事は出来ません。(約5秒固定)
・フロントパネルのボタンでも多少の設定は出来ますが、左右が逆だったりして分かりにくいので、リモコンを使う事を推奨です。
音量はフロントパネルのボタンでもリモコンでも操作出来ます。
・リモコンのミュートスイッチを押すと、スピーカーにバッテンがついたマークが常に表示されます。(消せません)
・リモコンの効きは悪くはありません。(普通)
Key Rockをオンにしてしまうと、解除はリモコンでしか出来ません。

【付属リモコン】
rimokon.png

あと、付属のACアダプタの端子が何故かスカスカ気味で接触不良が発生しやすいというのと、ACアダプタのサイズも大きめだったので、小型のものに買い替えました。

【左が付属のACアダプタ、右が別途購入したACアダプタ】
ac.png

買い替えの【ACアダプター 12V2A】
http://amzn.to/2mHkNcX

という訳で、細かい事を気にしなければ致命的な問題は無く、基本的にはこのcocopar 10.1インチ液晶モニタはお勧めです!

【cocopar10.1インチ液晶モニタ(1366*768)】
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posted by dtmz at 01:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする