2020年02月03日

YAMAHA MGミキサーの破裂ノイズの原因判明!

以前、YAMAHA(ヤマハ)のMGミキサーは、歪んだ時のノイズが破裂ノイズになって困る。という記事を書きました。

・MG06と402VLZ4の歪み具合など比較レビュー
http://dtmz.seesaa.net/article/445717253.html

【YAMAHA(ヤマハ) MGミキサー 公式サイト】
https://jp.yamaha.com/products/proaudio/mixers/mg_series_xu_model/index.html

【MACKIE(マッキー) VLZ4ミキサー 公式サイト】
https://mackie-jp.com/mixers/vlz4-series-compact-mixers/

この時は、MGミキサーの中でも最も安い「MG06」を使いました。
もしかするとMGミキサーは販売されてるモデルによって、この問題があったりなかったりするのかもと思いまして。
この度「MG12」を入手したので再度検証してみました。

結果:MG12でも破裂ノイズが発生します。

で、色々と試してみたところ、HPFのオンオフによって、破裂ノイズが発生したりしなかったりする事が分かりました。

わざとゲインを最大にして、超オンマイクで大声で喋って歪ませた音声をアップしたので聞いてみてください。
(以下のサンプルは音量が大きいのでご注意ください)

・MACKIE 402VLZ4
mackie1.png

【MACKIE 402VLZ4 HPFオフ】
mackie_hp_off.wav

【MACKIE 402VLZ4 HPFオン】
mackie_hpf_on.wav

・YAMAHA MG12
yamaha1.png

【YAMAHA MG12 HPFオフ】
yamaha_hpf_off.wav

【YAMAHA MG12 HPFオン】
yamaha_hpf_on.wav

どうでしょうか?
一番最後のMG12 HPFオンが最も酷い破裂ノイズになっている事が分かるかと思います。

因みにMG12で、チャンネルフェーダーやメインフェーダーを上げまくっても、この破裂ノイズは発生しません。
破裂ノイズは、ゲインノブを通過する時だけ発生します。
おそらくMGミキサーのゲインノブとHPFは、この様な特性なのでしょう。

※402VLZ4もMG12も、HPFとEQはポストゲイン仕様です。
※MG12の方がゲインを+4dB高く上げられますがMG12のゲインを4dB位下げたとしても、破裂ノイズが発生する傾向はそんなに変わりません。

つまり、ピークオーバーする可能性がある様な(大声で叫んだり、近くで手を叩かれたり等の)現場で、MGミキサーを使う時は、HPFはオンにしない方が良い。

という事になります。

低域を下げたければ、Low EQノブで調整すれば大丈夫です。
Low EQノブで低域を最も下げても、HPFオンの時の様な破裂ノイズは発生しません。

とまぁこういう事を書くと「402VLZ4の方が勝ち!」みたいに感じるかもしれませんが、部材の経年劣化性はMGミキサーの方が(私の経験上)優れています。
MACKIEミキサー(VLZ4やMIXシリーズ)は、2年位使っていると大体どれもゲインにガリが発生するのですが、YAMAHAミキサー(MGシリーズ)は、あまりガリは発生しません。

あと、左右の音量のばらつきもMGミキサーの方が少ない個体が多く優れています。
MG10の様に比較的チャンネル数が少ないモデルでも、ワンノブコンプがついているというのもありがたいです。
自照式のMuteスイッチも閲覧性が増して便利です。

また、MGミキサーは全てのモデルのメインアウトに、TRSとXLRの両方が実装されているというのも良い点です。
(但し、MGミキサーは単純分岐回路になっているだけなので、どちらかをアンバランス接続すると、もう片方もアンバランス仕様になります。MACKIEミキサーでTRSとXLRが両方実装されているモデルは、それぞれを別個に扱う回路になっているのでこの様な事はありません)

そんな訳で、結局は用途に応じて使い分ければ良いという事になるのですが、私の様にPA現場で使用する場合
「MGミキサーのHPFは自爆スイッチ!」
という認識でいた方が良いのではないかと思います。

【YAMAHA MG06】
https://amzn.to/36R5Fij

【YAMAHA MG12】
https://amzn.to/2RS9OOR

【MACKIE 402VLZ4】
https://amzn.to/384bV81

ではまた!
posted by dtmz at 18:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする