2018年01月16日

配信に使用するお勧めのグラフィックカード

私の場合、ネット中継に使用するPCには、コンパクトなmicroATXのデスクトップPC(自作)を使用しています。

単純配信するだけならノートPCでも配信出来るのですが、HD解像度で放送したり、テロップを何枚も重ねたり、複数のキャプチャ映像を同時表示させたりするにはノートPCでは非力というのと、ノートPCは特性上、内部のバス幅が狭いせいでバックグラウンドで何かがちょっと動作したただけで、異様に処理が遅くなったり等、何かと問題が発生したりしがちです。

デスクトップPCを使用する場合でも、CPU内蔵GPUだけをディスプレイアダプタとして使用している場合は、ノートPCの場合と同じくスペックが不足する事が多くなります。

その為、デスクトップPCでも必ず別途グラフィックボードを使用するのが常となる訳ですが、これも最近は低スペックのものだと結構スペック不足となります。

2年位前までは、ネット中継はまだSD画質(640x360)が殆どでしたが、最近はHD画質(1280x720や1920x1080)が普通になってきた事もあり、多少複雑なオペレーションが要求される配信案件では、これまで使用していたグラフィックカードではスペックが足りない事が発生してきました。

ただ、microATXだと使用するグラフィックカードは1スロットタイプのものにしないと、スロットが足りなくなりがちです。

microATXは、拡張スロットが4スロットありますが、
・グラフィックカード
・キャプチャカード その1
・キャプチャカード その2
・オーディオカード

満杯になります。

キャプチャカードを1枚にすれば2スロットのグラフィックカードを使用する事も出来ますが、せっかくのデスクトップPCを使用しているメリットが低くなりますし、そもそも2スロットのグラフィックカードはスペックが高過ぎるものが多く、2Dがメインの配信用途としては流石にオーバースペックです。
また、発熱やそれに伴うファンの音や、消費電力が大きく上がる事によって電気的にシビアでピーキーな状態に近づくというのも不安材料になります。

という訳で、使用するグラフィックカードは1スロット仕様のものに限定されるのですが、1スロット仕様のものは市場にあまり出回っておらず、選択肢が少なめです。

因みに、最近まで配信に使用していたPCのパーツ構成は、i7-6700 + GeForce GT730(ZOTAC)です。

【ZOTAC GeForce GT 730】
http://amzn.to/2mYZhBY

買った当時はこれでも十分ではありましたが、先にも書いた通り、昨今のHD配信や複雑なオペレーション配信を行うとスペックが足りない事が増えてきました。

例えば、XSplitを使ってHD解像度(1280x720以上)で、1つのシーンに10枚位の透過PNGを登録して、表示On/Offを行ったりしていると、GPU負荷が100%になります。
これにより、フレームレートが下がって映像がカクカクになったり、最悪はアマレコでのキャプチャが止まってしまい、ライブ機能で映像が転送されなくなるという状態になる事もあります。

そこで、グラフィックカードを以下のものに買い替えてみました。

【ZOTAC GeForce GT 1030】
http://amzn.to/2DoUFy4

動作クロックだけを見ても、GT1030の方が1.6倍位早いスペックです。

・GT 730(733MHz〜902MHz)
・GT 1030(1227MHz〜1468MHz)


結果として、XSplitでのGPU負荷は下記の様に改善しました。

【ZOTAC GeForce GT 730】
before.png

【ZOTAC GeForce GT 1030】
after.png

かなり重そうな操作を行ってもGPU負荷が70%を越える事は殆ど無くなりました。
勿論、フレームレートが落ちる事もなく、安定した配信が行える様になりました。

ところで、これらのグラフィックカードには、負荷が軽い時は動作クロックを下げて省電力動作になる様な機能が実装されています。
負荷が重くなると、クロックがブーストされる訳ですが、この反応速度がGT1030の方が早い様に思えます。

GT730の方は負荷が100%になって5秒位経過しないとクロックがブーストされない事が多いのですが、GT1030の方は負荷が70%を越えるあたりから既にブーストが行われます。

GT1030の方は負荷が重くなる事を線形的に予測して、実際に負荷が最大になってしまう前にブーストを行う様です。

当然、実際に100%負荷になってしまえばドロップフレームが発生したりする事が懸念されますから、100%負荷になる前にブーストして事前に負荷を軽くしてくれるGT1030の方が、ありがたい動作をしているという事になります。

因みに、クロックが下がる時の挙動ですが、GT730は負荷が下がると3秒位ですぐにクロックも下がります。GT1030は20秒位負荷が下がった状態にならないとクロックは下がりません。
これも安定配信動作の為にはGT1030の方がありがたい挙動アルゴリズムになっています。

という訳で、グラフィックカードを変更して、動作クロックが上がって軽くなったというメリット以外にも、クロックのブーストアルゴリズム的にもメリットが感じられたという結果が得られたのでした。

お勧めです!GeForce GT 1030

【ZOTAC GeForce GT 1030】
http://amzn.to/2DoUFy4
posted by dtmz at 12:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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